| 種子植物 | 項目ビュー | ||||
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| III. | 裸子植物と被子植物の違い |
裸子植物の花には花被や萼片(がくへん:→ 萼)がなく、子房もないために胚珠がむきだしとなり、種子もむきだしとなっている。一方、被子植物は花に花被や萼片があり、雄蕊や雌蕊をとりかこんでいる。胚珠は子房の中にあり、その子房は発達して果実となり、その中には種子がつくられる。
さらに被子植物は、根や茎、葉の特徴によって双子葉類と単子葉類にわけられる。双子葉類の根は主根と側根からなるが、単子葉類はひげ根である。茎の中にある維管束の並びは、双子葉類では規則ただしい輪形となっているが、単子葉類はばらばらである。とくに葉の葉脈の違いがめだち、双子葉類の網目状の網状脈(もうじょうみゃく)に対し、単子葉類は葉の基部から先端にかけて平行な平行脈となっている(→葉の「葉脈」)。子葉の数は、双子葉類が2枚で、単子葉類は1枚である。
被子植物や多くの裸子植物では、雄蕊の花粉が雌蕊の柱頭につくことを受粉という。受粉した花粉は、雌蕊の中に花粉管を子房にまでのばす。その花粉管の先端には花粉の核が核分裂してできた精核(雄核)があり、卵と受精をする。だが、イチョウやソテツなど一部の裸子植物の雄性の配偶子は精子で、みずから水の中をおよいで卵に到達する。また、被子植物の花は虫媒花や鳥媒花(ちょうばいか)など生物によって花粉が媒介されるものや水媒花や風媒花など非生物によって花粉を拡散するものなど多様だが、ほとんどの裸子植物は風媒花で、他家受粉(たかじゅふん:→ 受粉)をおこなう。