鳥類の分類
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鳥類の分類
II. 古顎上目

現生の鳥はすべて新鳥亜綱に属するが、体の構造によって2つのグループに大別されている。その1つが古顎(こがく)上目に属する鳥たちで、共通して次のような特徴をもっている。

翼が退化し飛翔(ひしょう)に必要な胸筋が発達しておらず、胸骨には胸筋がつくのに必要な竜骨突起がないことである。これらの鳥は「走鳥類」ともよばれるように、飛ぶことはできないが、脚力が強い鳥たちである。絶滅したモアもこのグループに属する鳥である。

1. シギダチョウ目 Tinamiformes

シギダチョウは中南米にのみ分布する地上生の鳥で、草原から森林にかけて生息する。原始的な習性をいまだのこしている。飛ぶ力は弱い。

2. ダチョウ目 Struthioniformes

ダチョウ科1種のみからなる。アフリカからシリアにかけて分布する砂漠にすむ最大の走鳥である。足指は第1、3趾(し)の2本だけしかない。

3. レア目 Rheiformes

レア科のみからなる。南アメリカ大陸に分布し、別名アメリカダチョウともよばれる草原生の鳥である。

4. ヒクイドリ目 Casuariiformes

ヒクイドリ類はニューギニアやオーストラリア北部に分布する森林生の鳥である。エミューはオーストラリアに分布する。

5. キーウィ目 Apterygiformes

キーウィはニュージーランドにのみ分布する。森林などにすみ、ミミズなどを食べている。体に対する卵の大きさの比率は、鳥類の中でもっとも大きい。