| 老い | 項目ビュー | ||||
| 印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。 | |||||
| II. | ほどこされる福祉 |
老人になると、概して生理的な機能低下がある。これは、老化(加齢)現象(エージング)といいかえることができる。40代の四十肩などといわれるものから、視力、聴力のおとろえ、白髪、皮膚のしみやかさつき、骨がもろくなる、腰がまがる、さらには老人性の認知症(痴呆:ちほう)など「老人性」とつくいろいろな病気まで幅広い。
そして、老人や老いといえば、受け身的にほどこされる者としてとらえられがちだ。老人が、老人問題や社会問題として年金や医療、介護の対象としてとりあげられ、社会福祉とむすびつけられることも多い。
たとえば老人福祉では、年金、保健と医療、雇用と就業、住宅、教育など総合的な老人の生活保障をいう。日本では、老人福祉は、1963年(昭和38年)に制定、施行された老人福祉法にもとづいておこなわれている。老人ホームや在宅福祉などに代表されるこれまでの老人福祉は、国や地方の公共団体や社会福祉法人によっておこなわれてきたが、近年は民間企業によるサービスやボランティアの活動なども多くなっている。