老い
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III. 新しい介護保険制度、老人医療制度

2000年(平成12年)4月から実施された介護保険制度は、1997年12月に公布された「介護保険法」にもとづくもので、国民からの保険料などをもとに高齢者に介護サービスを提供する。

また老人医療制度は、前述した「高齢者の医療の確保に関する法律」によっており、対象となるのは65歳以上の人である。とくにこの法律では2008年4月から、75歳以上の高齢者全員が加入する後期高齢者医療制度(長寿医療制度)がはじまった。この制度創設の理由は、病気になる確率が高い75歳以上の老人に対し、全体的かつじゅうぶんなケア(医療)をおこなうためとしているが、高齢化社会で老人医療費がふくらみつづけている現状から、現役世代と老人の負担公平化のため、老人に所得に応じて保険料など一定の負担をしてもらうことも創設の大きな目的である。

しかし、この制度は老人に冷たい制度で「現代の姥捨山」との批判が、老人や野党をはじめ各界から噴出し、国は負担軽減など制度の一部見直しをすることとなった。