茶室
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茶室
I. プロローグ

茶事や茶会などの茶の湯がおこなわれる座敷ないし建物を茶室といい、茶の湯の空間は、茶室と露地とよばれる茶の湯独特の庭からなりたっている。

茶室という言葉が普及するのは近代に入ってからのことである。室町時代には「数寄座敷(すきざしき)」「茶湯座敷」「茶屋」などの語がもちいられ、また当時の茶会の記録にはたんに「座敷」とか、その広さの畳の数だけをしるすことが多かった。江戸時代には「数寄屋」や囲(かこい)の語が広くもちいられ、現代では、茶室あるいは茶席の語がよくつかわれる。