| 顔料 | 項目ビュー | ||||
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| I. | プロローグ |
顔料は水や油脂、アルコール、有機薬品などにとけない不透明な色素が微粉末状になったのもので、着色するのに利用される。顔料とは逆に、水や油脂などにとけて、おもに繊維の着色などに利用されるものは染料とよばれている。顔料は、水や油脂などとねりあわせ、塗料や印刷用インキ、絵の具などとして表面に塗布する着色剤として広く利用されている。また、プラスチックやゴムなどでは、ねりこんで素材の内部にまで着色したり、充填剤(じゅうてんざい)や補強剤としても使用されている。
人類における顔料の使用の歴史はきわめて古く、なかでも酸化鉄を主成分としたものの利用は有史以前にさかのぼることができる。古代中国においては辰砂からえられる赤色顔料の朱(しゅ)がつかわれ、古代エジプトでもエジプト青(CaCuSi4O10)とよばれる最古の青色顔料の利用が知られている。