SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)
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SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)
II. SLBMの構造

SLBMは原子力潜水艦の船体内に垂直に装備されたミサイル発射筒から発射される。せまい船体内でとりあつかうことからおもに固体燃料ロケット(ロケット)がつかわれているが、ソ連では液体燃料ロケットも使用されていた。潜水艦につみこむために、ミサイル本体はICBMなどにくらべて、太く短いズングリした形状をしている。ロケットは1段式で頭部に核弾頭を搭載している。

SLBMの発射は、ごく初期のソ連潜水艦では浮上してから発射する水上発射方式がとられたが、一般的に、水中発射方式が採用されている。発射筒からうちだされたSLBMは、水上でロケットに点火して飛行する。SLBMの射程は初期のポラリスでは2200kmだったが、現在使用されているトライデントでは1万1000kmと大きく延長されている。初期のSLBMはミサイル1基につき1個の単弾頭であったが、現在では複数個の弾頭を搭載する個別誘導複数弾頭(ICBMの「MIRV」)が実用化されている。