散乱(物理)
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散乱(物理)
II. レーリー散乱

一般に、散乱は散乱体の直径と光の波長の比によって影響をうける。光の波長よりも散乱体の直径が小さく、その比が10分の1程度以下の場合はレーリー散乱とよばれている。たとえば光波の場合、原子や分子にあたると、原子、分子内の電子が振動し、それが周囲にはなつ電磁波の球面波が散乱光波となる。散乱光の強度は光の波長の4乗に反比例するので、波長の短い青い光のほうが赤い光より強く散乱される。したがって、太陽の白色光が大気をとおして入射したとき、光の青い成分は散乱によってもとの光軸からはずれ、赤い成分は直進しやすいということになる。このため、白くひかる太陽は青みがうすれて黄色にみえ、空は大気中の分子に散乱された青い光をうけて全体が青くみえる。