近代
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近代
I. プロローグ

歴史の時代区分で、中世あるいは近世につづく時代をさし、現代の前の時代をいう。西欧では、封建社会(封建制)を脱却した後の資本主義社会を近代とするのが一般的で、資本主義は15世紀末から16世紀前半ころにはじまるとされる。しかし、狭義の近代は、15~18世紀ころを近代国家の萌芽期とみなして近世とよび、18世紀末~19世紀半ばの産業革命をへて産業資本が確立する時点からはじまるとされる。

この時期は、資本主義をになう市民社会(市民)が形成される時期にあたる。このため、17世紀イギリスでのピューリタン革命・名誉革命(あわせてイギリス革命)、18世紀末のフランス革命を典型とする市民革命を、近代の指標と考えることもできる。しかし、西欧と東欧、アジアなどでは、前提となる歴史や社会がことなるため、同一視することはむずかしい。今日では、どの地域でも、資本主義経済と市場経済の体制にむかうことをもって、近代化といわれる。