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| II. | 日本の古代の始まりと終わり |
日本の古代は、一般的には大和政権が成立する4世紀半ばから奈良時代・平安時代までをいう。しかし、日本史学ではその始まりを律令制による国家が成立する飛鳥時代すなわち7世紀代とすることが多く、考古学では古墳時代の始まりが古代の始まりとされる。また、弥生時代(→ 弥生文化)に古代社会がはじまったとする見方もあり、一様ではない。
古代社会は8世紀の奈良時代に全盛期をむかえ、平安時代の12世紀後半に崩壊して中世的な封建制社会へと移行したとするのが一般的な見方である。しかし、近年の学界では「王朝国家」体制論が登場し、古代から中世への移行を10世紀とする説もでてきている。「王朝国家」体制論とは律令制による支配原則が10世紀初めに放棄され、国司が中央政府から国内の支配をまかされる初期的な封建国家ともいうべき国家体制が出現したとするものである。