核実験
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核実験
II. 核実験禁止への歩み

核実験は1950年代以降、米・ソの核開発競争の激化にともなって急増した。その結果、実験による放射性降下物による汚染や被爆事故があいつぎ、核実験に対する国際世論の強い懸念が表明されるようになった。54年10月、インドのネルー首相が国際連合(国連)で核実験休止協定をよびかけて以来、この問題が国連の重要課題として検討されるようになった。

1963年に米・英・ソ3国は部分的核実験禁止条約を締結し、大気圏内、宇宙空間および水中での核実験を禁止したが、地下での実験は継続された。96年9月には核実験を全面的に禁止する包括的核実験禁止条約(CTBT)が国連総会で採択されたが、この条約が核保有国の固定化と核爆発によらない核実験を禁止していないなどの理由でインドが署名を拒否しており、当面発効のめどはたっていない(アメリカと中国は批准をしていない)。