| 園芸品種 | 項目ビュー | ||||
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| III. | 園芸品種の条件 |
園芸品種はその形態などを長年にわたってたもつことが前提条件になっている。園芸品種は挿し木や株分け、接ぎ木など、栄養生殖によってふやされるものが多く、最近では組織培養の技術の利用も広がっている。また、種子から繁殖する一年草または二年草では、その子孫が少なくとも数代は同じ形質などを維持するものでなければならない。
ことなる園芸品種を交雑してえられる一代雑種の場合は、園芸品種は、その形質が1代限りである。しかし、その両親となる純系の株を維持することができれば、くりかえし同じ形質を発現する一代雑種をつくることができる。そのため、一代雑種も園芸品種としてみとめられている。
園芸品種を区別する特性にはさまざまなものがある。果実の場合は、その大きさや色、形にくわえ、収穫期の違いや酸味や糖度の高低、香りの有無などがある。また花卉(かき)類では、花の色や大きさ、花の咲く時期、耐暑性の強弱、草丈の高低、香りの有無など多くの観点から園芸品種が識別されている。つまり、人間が植物を評価するすべての項目で園芸品種は識別されるのである。