サーンチー
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サーンチー
I. プロローグ

インド中部、マッディヤプラデシュ州ボパールの北東にある仏教遺跡。標高約90mの丘の上に3つの覆鉢(ふくばち)型のストゥーパ(塔)をはじめ、寺院、僧院など、前3世紀から後12世紀にかけてつくられた約50の遺構が散在する。

ブッダはこの地をおとずれなかったが、仏教に帰依した前3世紀中ごろのアショーカ王の命によりストゥーパや僧院が創建され、その子マヒンダ王子がここからスリランカへ布教の旅に出発したので、仏教史上重要な聖地となっている。古代商業都市ビディシャーに近く、その住人たちの庇護をうけて一大仏教センターを形成していた。