炭酸カルシウム
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炭酸カルシウム
I. プロローグ

化学式CaCO3であらわされるカルシウムの炭酸塩。金属イオンのカルシウムイオンCa2+と炭酸イオンCO32-からできた化合物である。

天然には、方解石、霰石、石灰岩、大理石などとして産出されるほか、生物ではサンゴや貝殻などにもふくまれている。実験室では、水酸化カルシウム(消石灰)Ca(OH)2の水溶液と二酸化炭素CO2とを反応させてつくられる。

Ca(OH)2 + CO2 → CaCO3 + H2O

白色の固体となって沈殿し、水にとけないが、さらに二酸化炭素をくわえると炭酸水素カルシウムCa(HCO3)2にかわり、水にとけだす。しかし、この溶液を加熱すると逆向きの反応がおこり、ふたたび炭酸カルシウムの沈殿を生じる。

CaCO3 + H2O + CO2 → Ca(HCO3)2

固体の炭酸カルシウムを加熱すると、酸化カルシウム(石灰)CaOと二酸化炭素に分解する。