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ニトロセルロース

硝酸繊維素、綿薬、硝化綿などともよばれる有機化合物。

リンター、パルプ、屑糸(くずいと)などのセルロースをふくむ原料を硫酸と硝酸の混合液(混酸)にひたしてから、水であらって製造する。きわめて燃焼しやすい物質。化合物としては不安定で、綿火薬などにもちいられる。外観は原料のセルロースに似ていて無味、無臭。ニトロ化合物ではなく硝酸エステル(エステル)である。そのままで爆薬にしたり、ショウノウと混合してセルロイドの原料となる。かつてのシャルドンネ人絹はニトロセルロースを原料としたレーヨンであった。

窒素量が13%前後のものを強綿薬といい炸薬としてつかい、10~12.75%のものを弱綿薬といいダイナマイトや無煙火薬、ラッカーなどに、10%以下のものを脆綿薬といい、かつてはセルロイドに利用した。