| 検索ビュー | 耐火煉瓦 | 項目ビュー |
| I. | プロローグ |
工業用の窯や炉を構築する材料で、通常は焼結や熱処理をおこなわずに化学結合材により結合させて成形した耐火物で、耐火度がSK26番以上のものをさす。ほかに電鋳煉瓦といって、原料を電気炉で完全に融解して鋳造するものもある。標準の寸法は、長さ215mm、幅105mm、厚さ65mmにする。
| II. | 耐火度 |
耐火度をしめすにはSK番号で表示するのが一般的である。SK番号のSKはドイツ語のゼーゲルコーンの略で、円錐の形をした高温測定用の器具のことで、別名高温測定用コーンともいう。粘土、塩などに適当な材料をくわえ、特定の温度で変形するようにしている。
ゼーゲルコーンは、600~2000°Cの温度範囲を20~30°Cの間隔で59段階にわけて、それぞれの温度で変形するようにしている。SK26番は、1580°Cになる。
| III. | 耐火煉瓦の種類 |
原料と用途によって一般的にはケイ石煉瓦、粘土質シャモット煉瓦、高アルミナ質煉瓦、などの種類がある。通常の耐火煉瓦は原料を粉砕、混錬、成形、乾燥および焼成といった主要な工程をへて製造される。これを焼成煉瓦とよび、焼結によって煉瓦に必要な形状と強度をあたえている。一方、焼結工程をはぶき、化学的結合材をつかって高圧成形をおこない、乾燥しただけのものを不焼成耐火煉瓦という。
耐火煉瓦は耐火度が高く、強度が大きく、熱衝撃抵抗が大きく、腐食しにくいことを必要としているが、適材を適所に使用することがのぞましい。
| IV. | 耐火モルタル |
耐火煉瓦をつみあげて、炉や窯の築造につかうモルタルを、とくに耐火モルタルという。別名不定形耐火物ともいい、硬化する方式によって、熱硬性、気硬性、水硬性の3種類がある。成分としては、アルミナや二酸化ケイ素の微粉末とアルミナセメントを混合したものが主である。