マルテンサイト
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マルテンサイト
II. 焼入れによるマルテンサイト変態

炭素鋼を常温から加熱すると、910°C以上では鉄がa鉄からg鉄に変態して、ふくまれている炭素が内部に過剰に溶解した状態になる。この組織の状態をオーステナイトといい、オーステナイト状態から水中、油中などにつけて焼入れすると、炭素がごくわずかだけ溶けこんだまま凝固する。純鉄に近い状態のフェライト(a鉄の組織名)と炭化物とに分解する時間的な余裕がないので、炭素をむりやり過剰に溶解したままマルテンサイトになる。