| 怨霊 | 項目ビュー | ||||
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| III. | もののけの流行 |
「源氏物語」や「栄花物語」などの平安文学に登場するもののけも怨霊の一種であり、もののけは人間にとりついて病いや難産をひきおこすとされた。もののけを退散させるためには、加持祈祷が有効であると考えられ、実際に、密教の僧侶などによって加持祈祷がおこなわれた。平安時代に密教が強くもとめられ、仏教界の頂点をきわめた背景には、もののけの流行がある。
その後も、東国で反乱をおこした平将門や、江戸時代の義民、佐倉惣五郎の怨霊などがたたるとされたが、怨霊には、体制批判の表現という要素もある。