環境ホルモン
印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。
環境ホルモン
I. プロローグ

環境ホルモンの定義はまだ確定していないが、一般的には、人間をとりまく環境中に存在していて、ホルモンと類似の作用をしめし、それによって内分泌系を撹乱(かくらん)する人工的な化学物質をいう。正式には「外因性内分泌撹乱化学物質」とよばれる。

内分泌系とは、ホルモンとそれを分泌する内分泌腺(せん)をいう。内分泌腺は、脳下垂体や甲状腺、副腎、卵巣、精巣などに多く分布し、多様なホルモンを分泌する。ホルモンは、内分泌腺が標的細胞にはたらきかける(内分泌)際に放出されるシグナル伝達分子をいい、超微量で体の発達や成長、生殖、行動をたすける重要な働きをもつ。