細胞分裂
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細胞分裂
II. 核分裂

細胞質分裂に先だっておこる核分裂によって、母細胞の染色体は複製されてから、2組に分割される。正常な細胞では、ふつうこの過程で染色体をはじめとする糸状の構造が顕微鏡で観察できるので、有糸分裂とよばれる。これらの糸状の構造は分裂装置とよばれ、染色体のほかに紡錘体、中心体、星状体(中心体から放射状にあらわれるもの)などが知られている。病的な細胞などでは、糸状構造が観察されないまま、核が中央でくびれて分裂するものがあり、無糸分裂とよぶ。

有糸分裂は、段階によって5期にわけられる。まず、染色体が螺旋状(らせんじょう)になって縦裂し、核小体がみえなくなる前期からはじまる。次に、核膜がきえてなくなる前中期、各染色体が紡錘体の赤道面にならぶ中期、染色体が2本にわかれてできた染色分体が紡錘体の運動によってそれぞれ反対側の極にむかって移動する後期がつづく。そして、染色分体は染色糸をへて染色体にもどり、ふたたび核膜や核小体があらわれる終期をむかえる。