| 仏画 | 項目ビュー | ||||
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| I. | プロローグ |
仏教絵画の略称で、広く仏教関係の絵画全般をいう。狭義には仏教彫像(仏像)に対して同様の性格をもつ画像、礼拝の対象とされる仏教諸尊の画像をさす。仏教絵画は堂塔などの仏教建造物を彩画でかざる荘厳画(しょうごんが)にはじまり、同時に教化のためにもちいられて発展した。また法会や修法の本尊として礼拝にもちいられるようになった。古い時代の作例は、インドをはじめ中央アジア、中国の仏教石窟寺院の壁画にみることができる。インド西部のアジャンタ石窟には紀元前後にさかのぼる最古の壁画があり、中国新疆(シンチアン)ウイグル自治区のキジル石窟やベゼクリク石窟、甘粛省の敦煌莫高窟(ばっこうくつ)や炳霊寺石窟などの壁画が著名である。また中国、朝鮮半島、日本では紙や麻、絹などに描かれた遺例も多く、巻子、掛幅などの形式がある。とりわけ日本では、仏教絵画は質量ともに古代、中世絵画の主要な部分を占めている。