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| I. | プロローグ |
プロピレンCH(CH3)=CH2が付加重合(→ 重合)してできた重合体で、[-CH(CH3)-CH2-]nの形でしめされる乳白色半透明の熱可塑性樹脂である。材質表示はPPとしめされる。ポリプロピレンは、イタリアの化学者ジュリオ・ナッタがドイツの化学者カール・チーグラーとの共同研究を発展させ、1954年に合成に成功した。
ちなみに、付加重合とは二重結合をもつ分子どうしが、二重結合を開いてたがいにむすびつき、大きな分子(高分子)となる反応である。このとき、元の物質を単量体(モノマー)とよび、結合後の高分子のことを重合体(ポリマー)とよんでいる。
エチレン分子どうしが結合してポリエチレンができる例
nCH2=CH2 → … + -CH2-CH2- + -CH2-CH2- + … → [-CH2-CH2-]n (nは多数をしめす)
プロピレンは、エチレンCH2=CH2の水素原子H 1個がメチル基-CH3に置き換わった形をしている。