ポリ塩化ビニル
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ポリ塩化ビニル
III. 用途

軟質塩化ビニルフィルムの利用は、50年の歴史をもっている。日本で一般につかわれはじめたのは透明ビニル風呂敷で、これは防水性もあり、人気が高かった。その後、農業用のビニルハウスに使用されるようになり、季節を問わず多くの野菜や果物が収穫できるようになった。

1954年(昭和29)に東京水道局に採用されたことを契機に、硬質塩化ビニルは、広く水道管パイプ用としてつかわれるようになった。今でも、年間40万t近い需要があり、電線被覆材(ひふくざい)や自動車内外装部品、農業用、建材用(フローリング、壁紙、パイプ、雨樋、波板、壁材、寒冷地向住宅用サッシなど)に広くつかわれている。また、文具・雑貨用や包装用等に幅広く使用されている。しかし、最近では合板用の建装フィルムにはポリオレフィンの台頭がいちじるしく、文具・雑貨等の透明フィルムも軟質塩化ビニルから、ソフトポリオレフィンフィルム(ソフトPOフィルム)が販売されはじめている。