| ポリ塩化ビニル | 項目ビュー | ||||
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| IV. | 可塑剤の問題 |
軟質塩化ビニルに添加されているフタル酸エステル系の可塑剤が微量ではあるが溶出することが知られており、欧米では3歳以下の子供用玩具(がんぐ)には軟質塩化ビニル樹脂の使用を規制している。これは、フタル酸エステル類が、経口や吸入、皮膚への接触を通じて摂取される可能性が指摘されているためである。フタル酸エステル類は「環境ホルモン」の一種として作用することが懸念されており、子供の玩具や食品にふれるラップフィルムなどへの使用がひかえられている。最近では、塩化ビニルをほかのプラスチックにおきかえる試みがあるものの、塩化ビニルのすぐれた性質をそのまま再現できないこともある。たとえば、台所でよくつかわれている食品用ラップフィルムには、ポリエチレン製のものもあるが、容器との接着性は塩化ビニルにくらべるとかなり悪いようである。