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| II. | 可視光線のスペクトル |
1666年にニュートンはプリズムで太陽光をスペクトルに分解した。スペクトル色名は赤橙(だいだい)黄緑青藍(あい)紫の7つである。さらに、いったん分解したスペクトルをふたたび合成して白色をつくっている。可視光線のスペクトルをみせてくれるのが虹である。虹が外側から赤橙黄緑青藍紫の7色にみえるかどうかは、色彩感覚のほか、文化にも依存する。緑とされる部分でも、始めと終わりでは色調がかなり変化し、次の青にうつるところに明確な区切りや境界がみえるわけでもない。
現在では人間の目の、色を感知する部分(錐体:すいたい)は3種類あることと、同じ波長の光に対してその3種類がちがう強さの刺激をうけることがわかっている。人はこの3種類の刺激で色をみわけるので、別のスペクトルをもっていても、同じ刺激をうければ同じ色だと感じてしまう。たとえば、赤の単色光と緑の単色光を同時にうけたときと、黄色の単色光をうけたときは、どちらも黄色と認識され、みわけることはできない。色覚のこのメカニズムのおかげで、光の三原色とよばれる「赤・青・緑」の3つの光を適当にまぜあわせて、人間の感じる色のほとんどをつくることができる。