検索ビュー 重合

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重合
I. プロローグ

比較的小さな同一の化合物が2個以上結合して、もとの何倍かの分子量をもつ化合物になることを重合という。一般には、分子量の小さな物質が多数結合して、高分子化合物(分子量が大きな物質)になることをあらわす。付加反応により重合がおこなわれることを付加重合というが、付加重合をたんに重合とよぶこともある。高分子化合物をつくるとき、重合する前の分子量の小さな物質のことを単量体(モノマー)、重合したあとの高分子化合物は重合体(ポリマー)という。

II. 付加重合

家庭用のゴミ袋やスーパーなどの買い物袋としてよくつかわれているポリ袋は、モノマーであるエチレン(CH2=CH2)が付加重合してできたポリエチレン(ポリマー)でできている。

(CH2=CH2)n → (–CH2–CH2–)n 注:nは多数をしめす

1. 反応の仕組み

エチレン分子のもつ二重結合が開き、エチレン分子どうしがたがいに付加反応をおこし数千から数万結合して大きな分子をつくっていく。このようにして1種類のモノマーからつくられる高分子化合物以外に、2種類以上のモノマーをまぜあわせて付加重合をすすめ高分子をつくることもある。これを共重合とよぶ。

III. 縮合重合

縮合反応を連続しておこなわせて重合体をつくる反応を縮合重合(縮重合または重縮合ともいう)とよんでいる。この反応は段階的にすすみ、時間とともに生成化合物の分子量は増大する。そのため、反応時間を調整することによって、生成化合物の重合度(重合体分子を構成するモノマーの数)を容易に調整することができる。

IV. 高分子化合物の重合の例

重合によりえられる高分子化合物には次のようなものがある。

フェノール樹脂:プリント配線用の基板にもちいられるフェノール樹脂は、フェノールとホルマリン(ホルムアルデヒドの水溶液)からつくられた高分子である。
メラミン樹脂:耐熱性の食卓用化粧板や、配膳用(はいぜんよう)の盆あるいは食器などによくつかわれているメラミン樹脂は、メラミンとホルマリンからつくられた高分子である。
尿素樹脂:ユリア樹脂ともよばれ、ボタン、キャップ、玩具(がんぐ)などにつかわれる尿素樹脂は尿素とホルマリンからつくられた高分子である。

V. 高分子化合物以外の重合の例



アセトアルデヒド(CH3CHO)の重合
ナメクジ駆除剤に使用されているメタアルデヒド製剤(含有量6%程度)はアセトアルデヒドを4~6個重合させた物質である。また、アセトアルデヒドを3個重合させた物質はパラアルデヒドとよばれる。

アセチレン(CH≡CH)の重合
アセチレン3分子を重合させるとベンゼンになる。
 3CH≡CH →