| 小惑星 | 項目ビュー | ||||
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| IV. | 小惑星の探査 |
小惑星はきわめて小さな天体であることから望遠鏡での観測もむずかしく、最近までは軌道を確定したり、光度を測定したりする程度であった。しかし、1991年10月、木星にむかう途中のNASA(アメリカ航空宇宙局)の探査機ガリレオは、951番ガスプラのクローズアップ写真を撮影することに成功した。これは小惑星の初のクローズアップ写真で、ガスプラは小さないびつな形をしていて、多くのクレーターがあり、表土でおおわれていることがわかった。ガリレオは、93年8月にも243番イダの撮影に成功し、そのときイダには衛星ダクティルがあることを発見した。
また、2000年2月には小惑星探査機ニア・シューメーカーがエロスの周回軌道にのることに成功、長期にわたる観測をつづけたのち、01年2月12日、史上初の小惑星への軟着陸に成功した。さらに、03年(平成15年)5月には、日本の宇宙科学研究所(現、宇宙航空研究開発機構)が小惑星からのサンプルをもちかえる探査機はやぶさをうちあげた(→ サンプルリターン計画)。はやぶさは、日本のロケット開発者である糸川英夫にちなんで命名されたアポロ群に分類される小惑星の25143番イトカワへ05年9月に到着し、詳細な観測をおこなった。さらに、同年11月には小惑星への軟着陸および再離陸をおこない、サンプルを採取した。07年10月にはイトカワ近傍から離脱し、地球への帰還は10年6月ごろを予定している。
2007年9月、NASAは小惑星探査機ドーンをうちあげた。小惑星帯の中でももっとも大きな天体である準惑星ケレスと、小惑星ベスタに接近し、その周囲をめぐりながら探査をおこなうもので、ベスタへの到着は12年4月、ケレス到着は15年2月の予定である。