| 色素 | 項目ビュー | ||||
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| II. | 重要な機能 |
葉緑素やその他多くの色素は、触媒の働きをする。触媒とは、化学反応を加速、促進するが反応の前後で変化しない物質である。カロチノイドは、動植物にひろくみられる赤、オレンジ、黄色の一群の色素であるが、触媒的要素を多くふくんでいる。
カロチノイドの中には、カロテン(カロチン)のように、視覚と成長に重要な役割をはたすビタミンAを合成する原料物質となるものもある。また、光合成の補助色素として、吸収した光エネルギーを葉緑素につたえ、化学エネルギーに変換できるようにするものもある。カロチノイド色素は、すべての緑色植物のほか、多くの菌類や細菌で合成され、動物はこれを食物を通じて獲得する。
生物学的に重要な機能をもつ色素もある。たとえば、動物の血液中で酸素をはこぶヘモグロビンは、血液の色を決定してもいる。これらの色素のあるものは、二次的な機能をはたす場合もある。たとえば、ヒヒの求愛に重要な臀部、生殖器、顔が明るい赤色をしているのは、このヘモグロビンによる。