ウズベキスタン
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ウズベキスタン
II. 国土と資源

国土の5分の4をトゥラン低地が占め、中北部には世界有数のキジルクム砂漠が広がる。ティエンシャン山脈(天山山脈)の支脈とパミール高原が東と北東につらなり、国内の最高地点は4643mに達する。地震が多く、1966年の地震ではタシケントが壊滅的な被害をうけた。

気候は大陸性の砂漠気候で、平均気温は1月が-6~2°C、7月が26~32°Cと変化がはげしい。降水量はわずかで、山沿い地方をのぞいて作物の栽培には灌漑が必要になる。アムブハラ運河、大フェルガナ運河などの広範囲に整備された運河から、アイダル湖をはじめ大規模な人造湖や貯水池へ用水をながす灌漑システムをつくりあげている。

ほとんどの河川は小さく、流れが蒸発して途中できえてしまう川もある。アラル海にそそぐアムダリヤ川の中流部、下流部とシルダリヤ川の上流部が国内をながれる。この二大河川からは灌漑用に大量の水がつかわれるため、近年アラル海の水位がいちじるしく低下し、一帯の生態系に深刻な影響が出ている(後出の「環境問題」の項参照)。

ウズベキスタンには多種多様な野生動物がすむ。ステップ気候の地域と砂漠にはサイガや、体長が1.6mにもなるサバクオオトカゲが生息する。高地ではユキヒョウと数種類の野生のヤギがみられる。