| 検索ビュー | トゥーロン | 項目ビュー |
フランス南東部、プロバンス地方にある港湾都市で、バール県の県都。地中海のトゥーロン湾にのぞみ、フランス第一の軍港および海軍工廠(こうしょう)がある。工業・商業・漁業の中心地でもあり、造船・化学・繊維・機械・食品加工・兵器などの産業が発達している。港の東の部分は商港とヨットハーバーとなっており、コルシカ島やサルデーニャ島への連絡船が発着している。人口は16万6800人(2005年推計)。
歴史的な建物としては、ロマネスク様式のサント・マリ・マジュール教会(11~18世紀)、サンルイ教会、17世紀の市庁舎(現在は博物館)がある。北のファロン山には、17世紀の要塞(ようさい)がある。近くのラ・ガルドにはトゥーロン・バール大学(1970年創立)がある。
ローマ時代には、テロ・マルティウスとよばれる小さな集落であった。アンリ4世とルイ14世によって海軍基地として要塞化され、スペイン継承戦争中の1707年には、イギリスとオランダの連合艦隊の攻撃をうけた。フランス革命中の93年に、革命に反対する王党派が町の支配をイギリス・スペイン海軍にゆだねたが、共和派の軍隊に包囲され、陥落した。この戦闘でナポレオン(のちのナポレオン1世)は砲兵士官として活躍した。
第2次世界大戦中の1942年、ドイツ軍にうばわれるのを阻止するため、フランス軍は港に停泊中の多数の戦艦を沈めた。この戦争で町は徹底的に破壊されたが、44年、連合国軍によって解放された。