絶対零度
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絶対零度
I. プロローグ

絶対零度というのは、理論上可能なもっとも低い温度であり、熱がまったく存在しない状態をいう。絶対零度は、セルシウス度の-273.15°Cに相当し、ケルビン温度の目盛りで零度(0K)である。

絶対零度の概念は最初、気体の実験から生まれた。体積が一定の気体をひやしていったとき、その圧力は温度とともに低下する。

この実験は気体が液化するところで不可能になるが、圧力対温度の実験値を圧力ゼロの点まで延長することができる。このときの圧力ゼロに対応する温度が絶対零度とされた。

熱力学の第3法則によると、純粋な結晶のエントロピー、つまり無秩序さは絶対零度ではゼロになる。このことは化学反応の分析や量子物理学にとって重要な意味をもつ。