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| II. | 分光写真器 |
接眼レンズをカメラにおきかえたものが、分光写真器である。スペクトル線とよばれるスリットの像の波長(色)は、フィルム上の位置から計算できるので、カラー写真でなくてもよい。分光写真器は紫外線から可視光、さらに赤外線の波長1200nm(ナノメートル:10億分の1m)まで対応できる。
極紫外線と赤外線領域での分光分析も、可視光線と同じようにしておこなう。ただしガラスはそのような光線をとおさないので、レンズやプリズムは石英、蛍石、カリ岩塩、岩塩などでつくる。レンズのかわりに凹面鏡をつかうこともある。写真の感光剤も特殊なものをもちいる。このようにして紫外線スペクトルは波長60nm未満までしらべることができる。赤外線スペクトルは、特殊な方法をつかえば波長0.01cm以上までしらべることができる。