分光学
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分光学
IV. 回折格子

回折格子をもちいる分光器は、ドイツの物理学者ジョセフ・フラウンホーファーが1800年代につかったのがはじめである。この分光器はプリズムをつかわず、金属または鏡の表面にたくさんの平行線をダイヤモンドでひいたものをつかう。これを回折格子といい、プリズムのように光を散乱する働きをする。

よい回折格子は光を散乱する力が強いので、スペクトルの細かいところまで分離することができる。凹面鏡に回折格子の線をきざめば、凹面鏡が光を散乱すると同時に像をむすぶ役割をはたすので、レンズがいらなくなる。つまり、光が透明な物質の中をとおりぬける必要がなくなる。紫外線の領域全体、さらにX線の領域まで、このような分光器がつかわれる。分光写真器や分光光度計にも回折格子をつかうことができる。