分光学
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分光学
IX. 吸収スペクトル

原子や分子には吸収スペクトルがある。これは連続した放射を、原子または分子の液体または気体の中を通過させたときにえられる。たとえば、電子が第2軌道(n = 2)をまわっているような励起状態にある水素原子のガス(恒星の大気)の中を白色光が通過すると、電子は白色光から光子を吸収する。そのとき、吸収される光子の波長はバルマー系列の波長となる。

光子を吸収した電子は、より高い軌道にうつる。ガスを通過したあとの白色光のスペクトルを分析すると、全体が明るい中で、ちょうどバルマー線にあたる波長のところだけが吸収されて黒くみえる。このようなスペクトルを吸収スペクトルという。吸収スペクトルは分子構造の研究によくもちいられる。