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アセチレン

エチンともいう。無色・無臭の可燃性ガス。空気よりわずかに軽い。空気中で燃焼して明るい炎をだすので、昔は縁日の夜店や自転車のヘッドランプ、採鉱の坑内照明などにつかわれた。アセチレンの製法には、カルシウムカーバイド(カーバイド)を水と化学反応させる方法と、メタンや石油系の炭化水素を高温で熱分解する方法とがある。カルシウムカーバイドからつくると、不純物をふくむために悪臭がある。アセチレンは高圧力を加えると常温で液化するが、液体にはかなりの爆発性がある。通常は加圧して液体のアセトンにとかして、ボンベに保存する。

酸素とまぜた酸素アセチレン炎は高温になるため、金属の溶接や切断に使用される。かつてはアセチレンを原料として合成繊維や合成樹脂が製造されたが、石油化学工業が発達した現在では、エチレンが原料につかわれるようになった。

分子式C2H2。分子量26.04。沸点 -81.8°C。