周期律
印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。
周期律
IV. 短周期型周期表

周期律は、化学の世界では一般に周期表(周期律表ともいう)のかたちで表現される。いわゆる短周期型周期表は、メンデレーエフの表に修正と追加をおこなってつくられたもので、現在でも利用されている。この周期表では、元素は横7行(「周期」という)に原子量の小さいものから順に配列され、縦は18列(「族」という)ある。水素とヘリウムの2つの元素をおさめる第1周期と、その次のそれぞれ8つの元素をおさめる第2周期、第3周期の2つの周期は短周期とよばれる。残りの周期は長周期とよばれ、第4および第5周期には18個の元素、第6周期にはランタノイドをふくめ32個の元素がおさめられる。長周期の第7周期にはアクチノイドがふくまれ、この周期は人工的につくられた放射性元素によって、103番元素のローレンシウムまでの欄がうめられている。これよりも重い超ウラン元素も、人工的につくりだされている。

周期表の縦の列である族には、伝統的に左から順にローマ数字がふられ、さらにそれぞれの族はa、bの記号によって亜族にわけられている。亜族の分け方はさまざまだが、ここでは遷移元素をbとしている。また、亜族の記号にA、Bをもちいた表もある。国際純正・応用化学連合(IUPAC)が採用している周期表の形式も、普及しつつある。この新しい形式の周期表では、族には単純に1から18までの数字が順にふられている。

1つの族に属するすべての元素は、たがいによく似た性質をもっており、一般的に他の族の元素とはひじょうにことなっている。たとえば、第1番目の族(Ⅰa族)の元素は、水素をのぞいてプラス1の原子価をもった金属で、第17番目の族(Ⅶa族)の元素は、アスタチンをのぞいて一般にマイナス1の原子価でさまざまな化合物をつくる非金属元素である。