| 青磁 | 項目ビュー | ||||
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| IV. | 日本 |
日本の青磁は17世紀初頭に肥前(佐賀県、長崎県)で磁器の生産がはじまったころに出現する。素地が磁器でなく釉中の鉄分が青緑色に発色した灰釉陶器は古瀬戸などにみられるが、磁胎の青磁は肥前が最初である。17世紀は有田(佐賀県)や波佐見(はさみ。長崎県)などで各種の青磁がつくられ、17世紀末から18世紀にかけて大川内(おおかわち。佐賀県伊万里市)で中国の砧青磁(きぬたせいじ)に近い釉薬のうつくしい青磁が生まれた。19世紀になると有田のほか京都、三田(兵庫県)、王地山(兵庫県)、瑞芝(ずいし。和歌山県)、湖東(滋賀県)、瀬戸(愛知県)などで各地の原料をもちいた青磁が焼かれた。日本の青磁は中国の強い影響をうけたため類似のものが多くつくられたが、青磁と染付をくみあわせた青磁染付や、青磁釉と瑠璃釉(るりゆう)、銹釉(さびゆう)などをとりあわせて装飾する釉彩などに日本独自の青磁の展開がみられる。