| 銀河 | 項目ビュー | ||||
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| III. | 銀河の分類 |
天体望遠鏡で見たり写真に撮ったりしても、個々の星がみえるのはごく近くの銀河だけで、大部分の銀河はすべての星の光があわさってみえる。銀河の形にはいろいろなものがある。球状で中心に明るい核がある楕円銀河とよばれる銀河は、古い種族の星をふくんでおり、ふつうガスやちりがほとんどなく、新しい星が形成されることもない。楕円銀河の大きさは一定しない。巨大なものから小さなものまで、さまざまな大きさがある。
楕円銀河とは対照的に、渦巻銀河は、古い星だけでなく多くの若い星とガスやちり、星の誕生する分子雲をふくみ、円盤の形をしている。明るい若い星やガス雲は、銀河の周りをとりまく渦巻腕の中にみられる。また、円盤の中心部はバルジとよぶふくらみをなし、周辺部は暗い古い星からなるハローがとりまいている。
完全な渦巻き形になっていないそのほかの円盤状の銀河は、不規則銀河に分類される。不規則銀河にも大量のガス、ちり、若い星がふくまれているが、大きな銀河の近くにあるのがふつうで、質量の大きな銀河の潮汐力(→ 潮汐)によって変形したと考えられる。きわめて奇妙な形をした銀河が、2~3個の銀河からなるグループの中でいくつか見つかっているが、相互の潮汐作用により渦巻腕をゆがめ、ねじれた円盤と長くのびた尾をつくりだしたのだろう。
クエーサーは星のようにみえるが、強い赤方偏移をしめすので、ひじょうに遠くにある天体であることがわかっている(→ 電波天文学)。クエーサーは中心核の中に巨大なブラックホールをもつ活動銀河であると考えられており、電波銀河やとかげ座BL天体と密接な関係がある(→ 活動銀河核)。また、クエーサーや電波銀河の中心核から物質が光速に近い速度で放出されているのが観測される (→ 宇宙ジェット)。