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| II. | 構造と奏法 |
弦楽器は基本的に、発音体としての弦、弦を張った状態で固定する胴体、弦の出す音を増幅させる共鳴体という3つの要素からなる。共鳴体は、胴体と一体化している場合が多いが、胴体とは別にとりつけられる種類の楽器もある。また、弦の数は1本のもの(楽弓や一弦琴など)から100本前後のもの(ダルシマーなど)まで大きな幅がある。複数の弦がある場合、それらはたがいに平行に張られるのが普通である。
奏法は、弦を指や撥(ばち)などではじく撥弦(はつげん)、弓や棒などでこする擦弦(さつげん)、桴(ばち)やハンマーなどでたたく打弦の3つに大別される。撥弦による弦楽器がもっとも多く、擦弦によるものはビオラ・ダ・ガンバやバイオリン族など、ヨーロッパでとくに発達した。一方、打弦によるものはダルシマーやサントゥールなど、後述のチター型の楽器にほぼかぎられている。