マルクス,K.
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マルクス,K.
IV. 晩年のマルクス

「資本論」や「ゴータ綱領批判」は、資本主義がじゅうぶんに成熟したあとの次の時代として、社会主義社会を構想している。では、資本主義が未発達な国では社会主義革命は可能なのか。ロシアの社会主義者たちは、この論争の回答をマルクスにもとめた。マルクスは、ロシア社会を研究しただけでなく、人類の歩み、とくに古代の社会・法制度を研究し、これにこたえようとした。「ザスーリチへの手紙」の中で、ロシア社会に残存する人間の共同関係は未来社会の基礎となりうることを示唆している。