| クープラン,F. | 項目ビュー | ||||
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| II. | クラブサン曲集 |
4巻のクラブサン曲集(1713~30)は、J.S.バッハに影響をあたえたフランス鍵盤音楽の傑作であり、さまざまな舞踊のリズムに、エレガントなものから風刺的なもの、深遠なものにいたるまで、示唆にとむ短い題名がつけられている。彼の著作「クラブサン奏法」(1716)は、18世紀の演奏習慣を知るうえで重要な資料である。
クープランは、イタリアの音楽であったトリオ・ソナタ(→ ソナタ)をフランスにもちこみ、旋律や装飾をフランス風にした。とりわけ重要なのは、「諸国の人びと」(1726)とクラブサンなどの楽器のための14のコンセール(1714、1724)である。教会音楽の中では、独唱とオルガンと諸楽器のための「テネブレの時課」(1714頃~15頃)が特筆に値する。彼のオルガン・ミサは、フランス・バロックのオルガン音楽の秀作といえる。
1733年9月12日、パリで死去。