ナポリ
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ナポリ
IV. 歴史

ナポリは古代にギリシャ人がきずいた植民市で、ギリシャ語でネアポリス(「新しい町」の意味)とよばれていた。前4世紀にローマに占領され、あたたかい気候とうつくしい風景のため、富裕なローマ人の別荘地としてさかえたが、ギリシャ文化は維持された。5世紀にローマ帝国が滅亡すると町は衰退し、6世紀にビザンティン帝国の軍隊に占領された。8世紀には独立した公国となった。1139年ノルマン人に征服され、つづいてシチリア王国に併合された。1282年の「シチリアの晩鐘」事件でシチリア島をおわれた王がナポリにうつったため、ナポリ王国の首都となった。

15世紀半ばからのおよそ3世紀はアラゴン家の支配にはいり、この間は文化、芸術も盛んであった。

1861年、ナポリ王国は近代国家イタリアに編入された。19世紀後半にはナポリ港の大改修がおこなわれた。たびたびコレラの流行になやまされていたが、84年には上水道と下水道が設置された。

第2次世界大戦では、1943年に連合国軍に占領されるまでは連合国軍からたび重なる爆撃をうけ、ドイツ軍が退却する際にはドイツ軍にひどく破壊された。港とその設備は事実上壊滅し、多くの住宅も居住不能になった。その後、衛生的で近代的な街づくりを基本に、ナポリの再建がはかられた。