| チェコ | 項目ビュー | ||||
| 印刷するには、[ファイル] メニューの [印刷] をクリックします。 | |||||
| II. | 国土と資源 |
国土は、西のドイツとの国境線から東のスロバキアまでのびるボヘミア高原にある。北西から北東にかけて、クルシュネー山脈(エルツ山脈)、スデーティ山脈(ズデーテン山脈)、カルパティア山脈が高原をかこんでいる。南西部のドイツとの国境地帯にはボヘミアの森が広がっている。高原中央部はなだらかな起伏のある丘陵や農耕地、肥沃(ひよく)な河川流域からなる。主要河川は、ラベ川(エルベ川)、ブルタバ川(モルダウ川)、モラバ川、オドラ川(オーデル川)。最高峰はスデーティ山地にあるスニェジカ山(1603m)。最低地点はドイツ国境にあるラベ川で、標高117mである。
| 1. | 気候 |
高原地帯は大陸性の気候で、夏は温暖、冬は寒冷となる。山間部はきびしい冬と多雨、オーストリアに接する南部国境地帯は暑い夏と比較的穏やかな冬を特徴とする。プラハの平均気温は1月で-5~0°C、7月で13~23°C、年降水量は527mmである。
| 2. | 動植物と天然資源 |
森林でよくみられる樹木はトウヒとモミで、とくに高地に多い。標高があまり高くない所では、オーク、トネリコ、カエデなどの混合樹林が顕著である。低地ではクローバー、ヨシ、エニシダが繁茂している。野生動物は、環境汚染や森林伐採で希少になりつつある。オオカミ、ヒグマ、イノシシ、ヤマネコ、ワシ類、シャモア、キツネがカルパティア山脈中に生息している。
ボヘミア中北部の丘陵地や平地、モラビアの低地には肥沃な土壌が広がる。国土の33.6%(2005年推計)は森林で、針葉樹が多く、おもに材木として利用されている。鉱物資源では褐炭と亜炭が豊富で、おもに火力発電や製錬にもちいられる。良質の無煙炭とウラン鉱もあるが、埋蔵量はあまり多くない。水銀、アンチモン、スズ、鉛、亜鉛、鉄鉱石もかなり採掘される。