| サクラ | 項目ビュー | ||||
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| I. | プロローグ |
日本の春をいろどり、花木の代表とされるバラ科サクラ属の落葉高木群。早春になると開花予想がだされ、やがて南から北へ日本列島をピンク色にそめあげていくサクラは、日本人にもっともよく知られた花である。サクラといえばだれでも、ソメイヨシノを思いうかべるが、サクラはそれにとどまらない。山間の野生のサクラ、庭のサトザクラ、しだれる古木、日本のサクラの世界は深くて多様である。
サクラは植物学上では、バラ科サクラ属サクラ亜属にふくまれる自生種、変種(自然交配種)、園芸品種(サトザクラ)の総称である。日本には自生種が10種、自然交配種が約20種、そしてこれらを親とした園芸品種(サトザクラ)が約300種ある。
サクラ属はスモモ亜属(スモモ類)、モモ亜属(モモ類)、ウメ亜属(ウメ類、アンズ類)、ニワウメ亜属(ニワウメ、ニワザクラ、ユスラウメなど)、サクラ亜属(ヤマザクラなど、次にくわしくしるす)、ウワミズザクラ亜属(ウワミズザクラ、リンボク、バクチノキなど)にわけられる。