サクラ
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サクラ
VI. サクラの病虫害

サクラは病虫害の多い植物である。サクラテングス病はソメイヨシノに多く発生し、枝や幹にこぶができ、そこから小さい枝がほうきのようにでる。ここの葉は健全枝よりはやく開き、花はほとんどさかない。やがて葉は黒くなり、かれて死ぬ。冬から早春のうちに、病気の枝と元のこぶを切りとり、切り口にペンキやコールタールをぬる。

穿孔(せんこう)褐斑病は6~9月にかけて、葉に褐色の斑点ができ、1~5mmの穴が開く病気である。葉がはやくかれおち、木の生長がわるくなる。ボルドー液などでふせぐ。

胴枯れ病は木の皮がへこんで、そこにいぼのような突起ができ、葉や花がかれてしまう病気である。冬の間にボルドー液などをまいてふせぐ。

サクラの害虫でいちばんおそろしいのはコスカシバである。幼虫が幹や枝の間にはいりこみ、木をからしてしまう。外に飴色(あめいろ)のやにと、糞(ふん)をだすので、春、その部分をたたいて殺したり、夏にスミチオン800倍液をまいて、幼虫を殺す。

アメリカシロヒトリは幼虫の群れが葉をくいあらし、木を丸坊主にしてしまう。そのほかの害虫には、オビカレハ、モンシロシャチホコ、イラガの幼虫、クワシロカイガラムシ、ミノムシなどがある。