ウィルソン,T.W.
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ウィルソン,T.W.
IV. 大戦前の外交政策

1913年、メキシコ革命が内戦に発展し、就任早々、外交問題にも精力をかたむける。内戦に介入したアメリカは、14年にベラクルスを占領、16年には革命指導者パンチョ・ビリャに対抗して軍を派遣している。

1914年8月、第1次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)、イギリスの海上封鎖で貿易がさまたげられ、ドイツの潜水艦によって船舶や人命が危険にさらされた。15年5月、イギリス客船ルシタニア号が撃沈され、128人のアメリカ人が死亡したのを機に、重大局面をむかえる。国務長官ブライアンが不参戦の立場から辞任、セオドア・ルーズベルトら批判者は、中立宣言をしたウィルソンを糾弾した。16年4月、ウィルソンはドイツに潜水艦作戦の自粛を約束させ、和平の調停工作をしたが、うまくいかなかった。17年2月、ドイツは無制限潜水艦作戦を再開し、4月2日、ウィルソンはついに宣戦布告を議会に要求、アメリカは第1次世界大戦に参戦した。