| ツンドラ | 項目ビュー | ||||
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| II. | 気候と地形 |
ツンドラ気候の特徴は、冬がきびしく、年平均気温が低く、雪や雨などの降水量が少なく、夏が短いことである。とくに北極のツンドラは永久凍土層、つまりたえず凍結している表土の層の影響をうける。岩石の多い表土は夏季にだけ、さまざまな深さまでとける。ツンドラの凍結した地面と平らな地形のために、水はけがわるい。地表にとどまったり表土層に浸水した水は池や湿地を形成し、これが植物に水分を供給し、少ない降水量をおぎなう。
水はけが比較的よいところでは、土壌の周期的な凍結と溶解が地面に規則的な多角形の亀裂をつくり、構造土とよばれる地形をつくる。水はけのわるい地域には、不規則な形の小丘ができる。夏に斜面の土がとけると、土が斜面を下にむかってうごいて流土階段をつくる。ツンドラにみられるこれらの地形は、小規模ながらすべて高山ツンドラでもみられる。
高山ツンドラにふつうにみられるのは、むき出しの岩だらけの地面で、その上に地衣類が生える。これらの地形がつくりだす無数の微小生息空間は、ツンドラの景観に多様性をもたらしている。