ツンドラ
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ツンドラ
III. 植物

ツンドラに生える植物は種の数が少なく、その背丈も低く、生物量(バイオマス)の大半は根に集中する。植物が成長する期間が短いので、花の受粉による有性生殖よりもむしろ、分裂や出芽による無性生殖がおこなわれる傾向がある。

典型的な北極の植生をなすのはワタスゲ、スゲ、矮性低木、そしてこれらとともにみられる蘚類と地衣類である。こうした植物群落は、ふきあれる風や、土壌が霜でもちあげられてこわされることにも適応している。これらの植物は、低温、弱い光、長い日照時間のもとで光合成をおこなう。

高山の植物群落は、北極にはまれなカーペット状をなしたり、クッションのような形の植物で構成されている。これらの植物は、突風や大雪、大きく変動する気温に適応している。そして短い日照時間中に、強い日光のもとで光合成をおこなう。