ブドウ
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ブドウ
I. プロローグ

ブドウ科の蔓(つる)性の落葉果樹。ブドウの蔓は、巻きひげで壁や柵にからみついてのぼっていく茎である。掌状で葉脈のある葉が、茎にそって交互に生えている。ほとんどの種で、巻きひげは連続してでる葉の2枚目ごとに互生する。ふつう、緑色をおびた花が房状につき、雌雄異株のこともある。果実は2年目の茎になるが、この茎はブドウを収穫した後にとりのぞく。

果実には球形、楕円(だえん)形、長卵形などがあり、果皮も赤紫色、黒紫色、赤茶色、緑色など品種によりさまざまである。世界的には収穫量の7割以上が、醸造用(ワイン、シェリー酒など)につかわれるが、日本では生で食べる果物用が大半で、醸造用は世界にくらべるとずっと低い。現在、世界で栽培されているブドウの品種には、大きくわけてヨーロッパブドウとアメリカブドウの2系統がある。