| 検索ビュー | ゲッケイジュ | 項目ビュー |
| I. | プロローグ |
地中海原産のクスノキ科(→ クスノキ)の常緑小高木。高さは5mほど。ローレルという別名もある。日本ではカイガラムシなどの虫害がでるためか、あまり栽培されないが、ヨーロッパではしばしば庭木として栽培される。
葉に芳香があり、カレーやシチュー、スープなどの西洋料理にかかせない香辛料としてつかわれる。葉は長さ5~15cmで、鋸歯はない。雌雄異株で、4~5月に葉のわきから花序をだし、細かい黄色い花をさかせる。果実は楕円形で、熟すと黒紫色になる。
| II. | 月桂冠 |
ゲッケイジュの葉をまるくあんでつくった冠を月桂冠(→ 王冠)といい、マラソンなどの勝者にかぶせる習慣は、古代ギリシャ、ローマの時代にまでさかのぼる。当時は月桂冠を、凱旋(がいせん)した軍人(→ カエサル)の勝利や、すぐれた詩を書いた詩人の栄光をたたえるのにもちいた(→ 桂冠詩人)。ゲッケイジュは常緑樹なので、栄誉や名声が永遠につづくようにと願いをこめたのである。
分類:クスノキ科ゲッケイジュ属。ゲッケイジュの学名はLaurus nobilis。